兵庫県の斎藤知事のパワハラ疑惑を巡り問題の告発者である元幹部が亡くなった事が、関係者への取材で明らかになりました。死亡の原因は自死のようです。詳細について調べてみると告発者は元西播磨県民局長のW氏(60歳)。2024年3月頃の事でした。この告発を受けて斎藤知事への世論からの批判が止まる事が無く斎藤知事のパワハラ疑惑を調査する為に法で定められた百条委員会というものまで開かれる事になりました。この百条委員会の開催で斎藤知事は崖っぷちとなりました。W氏の告発によるとパワハラ、公職選挙法、地方自治法違反などの疑惑、企業からの贈答品の受け取り等、多くの疑惑について告発されてたそうです。
兵庫県とは関係のない有権者の私でさえもやはり、企業からの贈答という品目が気になります。告発文には斎藤知事の側近のH部長が兵庫県内の企業からコーヒーメーカーとトースターを受領していた事が告発されています。この件に対してH部長は受け取ったが、開封していなかった忘れていたので企業へ返却したと弁明しています。斎藤知事は自転車のヘルメット着用キャンペーンPR写真で自身がT社の50万円するロードバイクに跨る姿、そしてその撮影後にそのロードバイクを受け取るという疑惑が掲載されています。
このようなパワハラ、公職選挙法、地方自治法違反などの疑惑を告発したW氏に対して知事は「事実無根の内容が多々含まれている。名誉棄損や信用失墜、綱紀粛正、看過できない。業務時間中にうそ八百含めて、文書を作って流す行為は公務員として失格です」とコメントしています。
また、知事のコメントを受けてW氏は「私がいかにも事実無根の誹謗中傷をまき散らしたかのように世間で思われ続け、不公平です。ずさんな会見で人間が一人、社会的に抹殺されようとしています。そのことを十分に理解すべきです」とコメントしていました。
W氏のコメントを読むと無念が滲み出ていると思います。今回のW氏の自死のニュースで益々、兵庫県の斎藤知事への風当たりが強くなると思われます。既に斎藤知事の再選は無いと兵庫県議員の間では話題となっているようです。W氏の無念を晴らすためにも斎藤知事のパワハラ疑惑がはっきりと解明される事を希望します。
コメントを残す